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ゴルフコンペの景品選びは非常に難しいです。平凡すぎると面白くないし、奇抜過ぎると参加者に引かれてしまいます。幹事のプロデュース能力も問われる大事なイベントでもありますので、ここではゴルフで使用する景品について、いろいろ考察していきたいと思います。

安っぽいゴルフコンペの景品はご法度

　ゴルフコンペの参加賞は、ビンゴ大会やイベントの参加賞と比べて、選ぶ難易度の高い景品と言えます。
　まず、決定的に大きく違う点は、中年から年配にかけて男性が参加者に多い点です。もちろん、若年層の人や女性もゴルフには参加しますが、ゴルフのプレイヤーの多くは会社勤めの中年男性が多いのが現状です。
　そうなると、ゴルフコンペの参加賞の景品でお弁当箱やブランケットなどを配ってしまうと、満足度はガクンと下がってしまいます。できるだけ多くの参加者に喜んでもらう景品として考えるのであれば、やはり中年男性をターゲットにした景品を作る必要があります。


　ゴルフコンペの景品選びでもうひとつの悩みのタネが、安っぽい粗品を出せないという点があります。参加者は会社の上司や取引先、重役や社長というケースも多々あります。そのようなみなさんに、お茶やタオルなどの安っぽい景品を出してしまうと、主催者側の評価がダウンしてしまう恐れがあります。

ゴルフ用品が景品に敬遠される理由

　ゴルフはスポーツイベントであることは代わりありませんが、一方でサラリーマン同士、経営者同士の社交場のひとつだったりします。評価を下げるような真似はしないほうがいいですし、逆を言えば、こういう場で「なかなかできる奴だな」「面白い奴だな」と思われた方が、ビジネスでも大きなプラスになります。

「それだったら、ゴルフボールやグローブなどをゴルフコンペの参加賞にすればいいんじゃないか」
　そういう提案をされる人もいますが、案外、これらも不評の景品のひとつだったりします。ゴルフがうまい人は自分たちで用品を集めるので、このようなゴルフコンペの景品でもらえるような安っぽいものは使いません。
　また、参加者が全員、ゴルフ好きということもないので、こういう景品を受け取っても「そんなに嬉しくないなぁ」という人は、意外にも多かったりします。


ゴルフコンペの景品でお勧めのラーメン

　ゴルフコンペの景品選びは非常に難しいですが、その中でお勧めなのが「ラーメン」です。生麺にスープをつけて１セットにした景品ですが、意外にもゴルフコンペで喜ばれる景品として多く利用してもらっています。
　ラーメンが喜ばれる理由は３つあります。ひとつは「誰もが喜ぶ景品」という点です。ラーメンを嫌いな人はほとんどいないので、もらえれば「嬉しい」という気持ちがすぐに沸いています。老若男女に喜ばれる景品なので、少数の女性参加者がいた場合でも、参加賞として渡しても喜んでもらえることができます。


小ロットで生産可能

　お勧めするふたつ目の理由は「安い」という点です。50個製造の場合、１個あたり350円で作ることができます。参加賞のコストを抑えることで、上位のひとたちの景品を豪華にすることができるので、イベントそのものが盛り上がります。それでいて、ラーメンを参加賞としてもらった人たちも、お茶やタオルを参加賞としてもらうよりも、嬉しさは上を行くことができます。ゴルフコンペのような賞品のバランス取りが難しいイベントの場合は、できるだけ参加賞の経費を抑えて、上位賞品に予算を回せて盛り上げるのが鉄則なのです。

景品にロゴや宣伝文句が入れられる

　ラーメンをゴルフの景品にする３つめのお勧め理由は、オリジナルの景品が作れることです。オリジナルＯＥＭのラーメン屋さんの場合、パッケージを自由に作ることが可能なので、好きな文字、好きな写真を挿入することができます。ゴルフコンペの大会名を挿入したり、スポンサーの商品やサービスを紹介したり、同窓会のようなゴルフコンペの場合は、昔の写真や参加者の名前などをパッケージに入れてしまうのも、参加賞としての付加価値をあげる一手と言えます。


　ゴルフコンペの景品で重要なことは、いかに安いコストで、参加者の満足度を上げられるかということです。このような手法はビジネスの世界でも同じ事が言えます。オリジナル商品をコストをかけずに作ることは、「こいつは商売センスがあるな」と思われるきっかけにもなるので、上司や取引先の多いゴルフコンペでは、一目置かれる景品になると思います。

家に帰っても家族に喜ばれる景品

　ゴルフコンペの後はだいたい飲み会になったりするのですが、やはり身体を動かした後ということもあり、夜になって小腹がすいてしまう人も多いです。そうなると、参加賞としてもらったラーメンがあれば、「こういう粗品を出すなんて気が利くな」と思いながら夜食として食べてくれる人も少なからずいると思います。


　また、土日に家族サービスもせずにゴルフコンペに行って、後ろめたさを抱えながら家に帰るお父さんも少なくありません。そういう場合も、参加賞としてラーメンを手渡すと、奥さんのご機嫌も治ってくれるかもしれません。

　いろいろな背景を考えると、案外、ゴルフコンペの参加賞としてラーメンは最適と言えます。それほどメジャーな景品ではないという一面もあるので、参加者へのサプライズ度も大きいと思います。興味のある方は、ぜひ、一度オリジナルＯＥＭのラーメン屋さんにお問い合わせを頂ければと思います。

監修／経営コンサルタント　竹内謙礼